Ubuntu10.04以降、リモート操作するには、Vino(VNC)しか選択肢が無くなったようです。
Vinoですと、操作対象のPCがログインしている状態でなければなりませんし、
Windowsのリモートデスクトップのような、シンクライアント的な使い方ができないのが不便です。
9以前は、XDMCP形式でのリモートで対処出来たのですが、
これをやるには、デスクトップ環境を切り替えないといけないようです。
現在は、Gnome環境で充分動いているので、切り替えるのは嫌でした。
そこで、Windowsのリモートデスクトップの規格、『RDP』を利用してリモートできないか、と考え、色々調べてみました。
これなら、WindowsXPからUbuntuへリモートすることも可能ですし、
スペックの低いPCも、性能の高いPCへリモート接続することで、高機能なソフトや早い動作を体感できると思います。
まず、操作される側のUbuntu10.10の設定です。
Synapticパッケージマネージャから、
『xrdp』をインストールします。
コマンドの場合は、
#sudo aptitude install xrdp
です。
あとは、操作側のリモートツールで接続してあげればOKです。
WindowsXPなら『リモートデスクトップ』、
Ubuntuなら『ターミナルサーバクライアント』です。
(ターミナルサーバクライアントが入っていない場合は、Synapticパッケージマネージャ』で『tsclient』をインストールしてください。)
リモートツール側での『ユーザー名』『パスワード』の入力は必要ありません。
ログイン画面がでますので。
全画面表示にしておくと、実際に自分のPCを操作しているような感覚で操作できます。
ターミナールサーバクライアントの場合、全画面表示から戻ってくる方法は、
[Ctrl]+[Alt]+[Enter]
です。
これは、初めて操作したときにハマりました・・・。
どこにも元の表示するメニューもボタンも無いので、ご注意ください。
なお、キーバインド等、文字入力の面で不具合がありそうなので、
対応策が見つかりましたら、また追記します。
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