とある客のノートPCからデータの救出依頼がきました。
見てみると、HDD損傷によりWindowsが起動できず、CDドライブまたはBIOSが壊れているのか、CDブートができませんでした。
通常、データの救出には、Bart's PEを使っているのですが、CDブートできないため、今回は使えません。
しかし、このPCはUSBメモリでのブートをサポートしていたため、
USBブートできるOSで救出することにしました。
初めは、Bart's PEをUSBメモリに入れることも考えましたが、色々調べた結果、
難しそうなので、ダウンロード容量が少なく、軽快に動作する PuppyLinux4.3.1JPを利用することにしました。
▼PuppyLinux4.3.1JP USBメモリブート の作り方
1.別途PuppyLinux4.3.1JPのCDを用意し、起動する
2.USBメモリを挿し、マウント
3.PuppyLinuxのCDの中身をUSBメモリへすべてコピーする
4.Grub4Dos を導入する
[メニュー]→[システム]→[Grub4Dos ブートローダの設定]
と選択
ドロップダウンから「sdb」を選択
5.ブートローダのmenu.listの編集画面
『sdb』欄に、
Frugal install とFull install の欄がありますが、
Full install の欄に[Puppy Linux 4.3.1JP USB]
と入力して、他の欄は消してかまいません。
6.『・・・インストールされます』という確認画面が出たら、
[OK]をクリック
7.インストールが完了した後に表示される画面では、menulistの編集も必要ないので、
[OK]を押して終了します。
これで、USBメモリブートのPuppyLinuxができました。
日本語版なので、Windowsデータの移行時にも、文字化けも特になく、上手くいきました。
ただ、PuppyLinuxは操作方法が独特なので、Windowsユーザーの方はとまどうかもしれません。
◆参考サイト
▼Puppy Linux 日本語版
http://openlab.ring.gr.jp/puppylinux/
▼Puppy Linux 4.3.1 USBメモリへインストール - ペンギンの壺
http://moonkids.seesaa.net/article/144998421.html
▼自分好みの緊急用ブートCDをつくろう! ~Bart's PE Builder~ - マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/special/2003/winpe/index.html
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